今年度3回目の会でした。それぞれの近況を聞いた後、2人の先生の今後の授業について、検討しました。
まずは、7年目のK先生の授業について話しました。市の研究会で提案したけれども、どこか物足りなさを感じ、これからの実践に向けての検討でした。市内の考え方をとりあえずはなぞってみているが、どこか違和感を感じる道徳の授業づくり。同市内の先生からは、板書の構造や展開のテンプレートがあり、違和感を感じているという話もありました。なぞってやってみるけど、「ここは違うと思う!」や、「ここはいい!」と自分の物差しを大事にしながらこれからの授業に生かしてほしいという話がありました。道徳でこの子に願いをかけたけれどうまくいかない、だからこそ社会科で~なんていうのもいいよねという話もありました。学年末に向かって授業者自身が自分の問題意識を大切にしていくことが授業づくりのポイントになっていきそうです。Kさんは2月の対話例会でも提案するので、みんなでKさんを支えともに創っていきたいと思います。
次に、5年目のK教諭の社会科・水産業の学習について検討を行いました。学習のストーリーはできつつあるものの、この子の突拍子もないような価値ある発言を支える事実を仲間が見つけられるように、どのように資料と出会わせていくのか、応えやすい学習問題の言葉とは何か、授業者が子どもへの指導の中でK大学の『完全養殖』の定義をきちんとおさえる重要性について話になりました。この子を支える仲間がどのように情報を収集するのか、単元の副読本を作ったり、子どもたちが本時目標に迫る学習問題を教師と一緒につくることができるようにするために言葉をより精査したりする必要があることを学びました。
次回は12月14日に行われます。この会で集まるとまた明日からチャレンジしようと思える会にしていきたいと思います。
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