今年度2回目の横浜対話の会を行いました。

2020年7月3日(金)19時~20時半 zoomを使って、今年度2回目の横浜対話の会を行いました。


夏の集会でもお話していただく、私学の鈴木先生の5年生総合の実践に学びました。参加者は12名でした。オンラインのお陰で、遠方の方の参加も実現できました。

 ①自己紹介

 ②鈴木さんの実践紹介

 ③質疑応答

 ④グループセッション

 ⑤全体 という流れで進みました。

 以下、概要と記録者が考えられたこと ②鈴木さんの実践紹介 ・貴校の総合学習について。昨年度の実践を踏まえながら、特色を紹介。 ・5年生の子どもたちの実態。やりたいことをなかなか言えなかった。 ・ロイロノートやzoomを活用した登校自粛期間の紹介。 ・そこで、教室では発言が少なかったA児が「石鹸」について、熱をもってロイロノートにまとめ、全体に共有することができた。A児は登校1日目にクラスの全員分の石鹸を作ってきたという活躍ぶり。 ・また、H児は紙飛行機についての動画を撮影し、クラスの仲間に呼び掛けていた。(映像を見せてもらったが、まるでYouTuberのようだった。) ・それぞれがこだわり、個別の探究が進む一方で、鈴木先生はクラス総合のテーマを1つに絞りたいと思っている。なぜならば、時間をかけてしまうと、それぞれの探究が進んでしまうから。 ・2学期からは通常の登校になる。テーマは4つまで絞れている。「戦国無双」「雑草茶」「石鹸」「」。これから、どう進めていけばよいか悩んでいる。 ・A児は、「石鹸」から「ボランティア」に意見を変える姿もあった。 ④⑤グループセッション&全体で記録者が考えられたこと ・AやHの思いを踏まえた学習過程について ・子どもたちは1つに絞ろうとしていたり、それぞれのテーマのつながりを見つけようとしたり、折り合いをつけようとしている。今までの総合学習の学び方が定着している。 ・教師の構えとして、これまでやってきた授業スタイル、考え方に近づけようとしてはいけない。 ・A児の輝きを持続できるよう、支えたい。 ・オンラインは別物。オンラインでの石鹸や紙飛行機の探究が素敵な姿。とことん続けさせていくのはどうか。 ・それを続けていく中で、包括的なテーマが見えてくるのではないか。 ・個の追究と協同的な学びの関係性。 ・オンラインのよさ、課題がある。 ・だからこそ、対面して教室で学べる時間に大切にしたいことがある。 ・私だったら、純粋にA児の「石鹸」でやりたい。コロナだし、必要感があるし、何よりもA児の輝きを支えたい。 なかなか発言できない思春期の5年生。「~したい」を支える鈴木さんのやさしい構えに感動しました。鈴木実践の話を聞いて、久しぶりに授業実践や子どものことについて対話できた時間はとても楽しく、幸せでした。オンラインではありましたが、いつもの横浜対話のゆったりとした温かい空気を思い出すこともできました。ほっとしながらも、熱い気持ちが湧いてくるそんな時間でした。実践を提供していただいた鈴木先生に感謝です。また夏の集会でお話を聞くのが楽しみです。

教育実践対話の会

教育実践対話の会は,一人ひとりの子どもの思いを大切に受け止めながら,教師一人ひとりが自らの実践を語り合い,深め合い,授業づくりと学級づくりの融合をめざして考究する仲間の集いです。 1998年の創設以来、全国各地の現職教師はもとより,教師志望の学生や,さらに広く教育実践問題に関心のある方々が集まり,互いの願いをつなぎ合いながら授業づくり,そして,教師としての私を考え続けています。

教育実践対話の会

教育実践対話の会は,一人ひとりの子どもの思いを大切に受け止めながら,教師一人ひとりが自らの実践を語り合い,深め合い,授業づくりと学級づくりの融合をめざして考究する仲間の集いです。 1998年の創設以来、全国各地の現職教師はもとより,教師志望の学生や,さらに広く教育実践問題に関心のある方々が集まり,互いの願いをつなぎ合いながら授業づくり,そして,教師としての私を考え続けています。